ファンタのCMは愉快

もはや販促とは思えない内容

テレビCMとは、いわゆる企業が商品の宣伝のために用いる道具であり、手段だ。何とかして売上を少しでも多く、そして様々な人に利用してもらいたいという一心で製作されているものだ、もちろんその中にさりげなく商品に対しての特徴などの紹介を挟んでいたりするものだが、そもそもこのCMのコンセプトってなんだろうと疑問に感じる内容の物はいくつかある。ただそれらが純粋な意味で面白ければそれで良いという風に意見でまとめられるわけだが、そういった中でも特に逸脱した内容をしたCMをしていたのは清涼飲料水系の『ファンタ』のCMは、コレまで見てきた中でも、個人的に一番印象が強い。

ファンタのCMはそれなりに話題になったこともある、時にシュールで、時に突っ込みどころもあり、そして時に面白すぎる内容だったりするので、毎週新作が公開されるのを楽しみにしていたものでもある。おそらく白戸家が始まる前はファンタのCMが一番面白いと感じていただろう、筆者の中でも色んな意味で思い出深いCMばかりある。

色々とあるが、とりわけ気に入っているものを紹介していこう。

おもしろい番組

ユニークすぎるファンタのCM

ファンタのCMもまた新商品が発売されれば期間に関係なく、宣伝のために新たなCMが放送される。その内容を見ると時々シュールすぎる時もあれば、もはや完全に商品宣伝という1つの観点から外れすぎているだろうという内容をしているものもある。個人的に気にいっているものを筆者本人の主観で、考察してみよう。

こんなCMがあった

・ファンタを開けたら、島が半壊
書いている事が滅茶苦茶なのだが、そういうCMが合った。内容としてはとあるビーチでカップルが仲睦まじげに楽しくはしゃいでいるのだが、彼氏が手に持っていたファンタ缶を振って炭酸を彼女にぶつけようと開けたときだった。彼女は無邪気に避けたのたが、振られた炭酸は彼女を飛び越して海の上に聳え立つように存在している1つの島へと直進する。瞬間、どういうわけか開け放たれた炭酸によって島に恐ろしいほどのダメージを当てて崩壊し、その様子を恋人2人は呆然としてしまうというものだ。島を半壊させるほどの威力を持っている時点で、もはや近代兵器における大型爆弾でもぶつけなければ中々ない現象だ、どれだけ缶の中で圧力が掛けられていたのだろうというところが気になってしまった瞬間だ。
・ファンタ学園シリーズ 3年F組DJ先生
ファンタのCMはある種取り止めのないものが放送されていることがあったが、いつしか学園シリーズものとして『ファンタ学園』なるものが放送されていた。そこでは個性的過ぎる経師に振り回される中学生らしき生徒達の健気で、どことなく哀愁漂う姿に思わず共感してしまうものだ。その中の1つである『3年D組 DJ先生』は、ノリノリでディスクジョッキーを授業中にも関わらず演奏しながら生徒を指名する先生に対して、生徒は何を疑う事無く答える。その後再び演奏を再開して、一区切りした瞬間に返ってきた一言が、解答が違うという冷淡すぎるものだった。その後しょ気ながらファンタを飲むという御馴染みのシーンが流れてくるわけだが、個性的過ぎる先生はコレだけに留まらない。
・ファンタ学園シリーズ 3年G組将軍先生
次にお勧めなのが『3年G組将軍先生』だ。これは先生がいつの時代だと突っ込みたくなる将軍様で、授業として教室内に入室すると馬に騎乗して登場する。将軍ということもあって頭を上げられない生徒たちを見下ろしながら、先生は問題が分かる人はいないのかと尋ねる。するとそこへ勢いよく手を挙げる女子生徒がいた、返って来たのは『頭が高い!』だった。もはや問題を答えようにも頭をあげないでそのまま答えろといっているようなものだった。その後海岸へシーンが移って、答えた女子生徒は友達の傍らで一言、『どうすりゃいいのよ・・・・・・』。まさしくどうすりゃ正解なんだよと、そもそも将軍が教師やっている時点で人選ミスしているだろうといいたくなってしまう。
・ファンタ学園シリーズ 3年H組昼メロ先生
まだ続く面白すぎるCM、次は『3年H組昼メロ先生』だ。こんな言葉を書いている時点でどんな展開が巻き起こるのか予想してしまったが、やはりというか授業をしている女性教師だが、何故だか物凄く艶やかな格好をしている。そこへ恋人らしき男性が教室に飛び込んできて修羅場に突入、生徒の視線は釘付けになってなんだか二人だけの世界を形成していると、突如として後の扉を開けて出てきたのは和服の女性だった。どうやら男性の母親らしく、女性教師に向かって『この泥棒猫!』とつぶやくのだった。もはやいうまでもないが、そんなドロドロした展開を聖域なる教育現場に持ち込んでくるなよと、そもそも男学校に飛び込んでくるな、それから母親何処で待機していたと、色んなところが突っ込める部分が沢山あった。もはやこの時点でファンタと関係ないだろうという点がむき出しだった。
・ファンタ学園シリーズ 夏休みだよ、校長先生
ファンタ学園シリーズも一区切りつくこととなるが、最後もやはり個性的過ぎるというか、個性豊かな教師を雇った校長先生もまた変人だった。個性的過ぎる教師達に将来の不安を感じながらも、生徒達はようやく訪れた夏休みの瞬間を待ち焦がれていた。体育館に集合して夏休みを校長先生が宣言するかと思いきや、突然大声を出して先生の一人に服を破かれると、スーツの下にはサッカーの審判服を身に纏っていた。何でも遅刻や居眠り分が多くタイムロスとして15日分もあるので、それを昇華するために一学期を続行するという宣言だった。寝耳に水の展開に集合していた生徒達はすっ転び、その後魂の叫びとばかりに何とかしてくれと嘆きながら爽やかなファンタを飲んでリフレッシュしている生徒達だったが、内心穏やかでは無いだろうなぁとそんな感じで見ていたことを覚えている。

心に残るCM

奇抜といわれるのが分かる

日本のCMは奇抜だといわれてしまうのも何となく頷いてしまうところ、これだと正直インパクトがありすぎるが、理不尽な状況下でも爽やかな酸味と炭酸で喉を潤しながらリフレッシュしたい時にお勧め、といったコンセプトでこのCMは製作されたのかもしれないが、正直伝わりにくい。それ以上に面白すぎて続編が作られる事を望んだが、その後は新作が発表されるもこれらの追随する作品は無かったので、ある意味悲しかったが、いつ見てもこのCMは笑えるのである意味このまま残っていて欲しいと思ってしまう。

CMという広告媒体としての潜在能力