外せないブランディング

広告において重要な意味を持つ

コーラ戦争によって1つ証明されたことがある、それは必ずしも業界トップという座を覆す事は難しくても不可能では無い、広告という戦術をいかに有効活用するかによってペプシのように、世界的に有名ブランドとしてその名を拡散することができるかを示すことが出来た。コカ・コーラとしては正直なところ悔しく、苦汁を飲まされるような結果になってしまったことで業を煮やしているかもしれない。だがこれは現実として既に刻まれてしまったため、認めなくてはならない状況でもあるため素直にその存在を確かなものとして受け入れなくてはならなかった。これもまたペプシが想定していた展開だったとしたら、考えた人間はとんでもない策士だろう。何処まで読んでいたのかは当事者では無いため詳しく察することは出来ないにしても、戦況は現在でも拮抗した関係を築いている辺り、良い勝負をしていると睨んで問題ない。

コカ・コーラ、もしくはペプシというコーラブランドはもはや世界規模で知られているメーカーだ。誰もがコーラブランドといえばまずこの二社が出てくるはず、どちらを愛飲しているかといった好みは別として、単純に企業として認識されている率はほぼほぼ同率と見ていいかもしれない。これもまたブランド力といえるだろう、広告でもこうした面を意識した製作をしている。こうした広告の中で仕事として関わっていれば分かるかもしれないが、『ブランディング』というものがある。存在を示すための言葉として用いるのではなく、またどの企業よりも質の高い商品をデザインするといった意味しているわけでは無い。ここにおけるブランディングという言葉を分析してみると、先述したコーラ戦争を多面的に分析することが出来るので、少しピックアップしてみよう。

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企業の存亡をかけた努力の結晶

ブランディングという言葉はとても広い意味を持っている言葉であり、この言葉を用いるときこそ広告をする際に意識しなければならない点でもある。何を重要視しなければならないのかだが、一言で言えば『企業イメージをいかに高めていくことが出来るか』というものだ。

世界に名を連ねている高級ブランド、グッチやエルメス、ルイヴィトンにプラダ、こうしたブランドは日本のみならず世界中の人々に愛されているファッションブランドだ。これらの名前を聞いただけで商品に対して絶対的な信頼を寄せることが出来る、高値で買っても文句のつけようがない仕上がりとなっているのは間違いないと、信じきってしまっている人も多いはず。そこで考えてもらいたいのが、どうしてそこまで『疑うことをせずに信頼できるのか』、についてだ。個々人で理由は異なっているだろうが、共通の理由として挙げられる点は『ブランドとしてだけではなく、商品価値もそれに比例するように品質が高いこと』、コレに絞られるはず。

こうしたブランドも始めの頃はとても小さい、それも個人のデザイナーによって製作されたものから、富裕層を中心とした人々に長年愛される、世界的ブランドとして急成長することが出来た。そこまでに至るまで、どれ程の血と汗と涙を流してきたのかを知るのは容易では無い。それこそ誰もが知らないところで企業としてまずい展開に追い込まれていた時期もあったかもしれない、結局は一企業であるため、経済状況などによっても左右されてしまうのは仕方のないこと。そうした中でいかにして、他社に負けず劣らずの生産をして行くためにはそれなりの対価を支払う必要がある。その対価とは何を言うまでもなく、努力だ。努力なくしてここまでのし上がることは出来ない、迷信やら妄想やらと決め付けることも出来るが、一歩ずつ着実に前に進んでいった結果として考えれば納得が行く人もいるだろう。

こうした努力の結集ともいえる絶え間ない企業的戦績を繰り広げるために出来ること、それらを意味するのがブランディングという言葉だ。確実に顧客を増やし、企業としてのイメージを向上させ、どんな商品を生産していけば一般大衆に受け入れられるか、総合的な部分かつ、多角的な視点から市場を見つつ、それらに対処して行くことによって確実に地固めをして行く。

ペプシのブランディング力

これをコーラ戦争を布告したペプシに当てはめると、業界第1位を追い抜くためにと計画された作戦は実に見事だったといえる。コカ・コーラに対して全力で宣戦布告しながらも、コーラとしての商品価値は決して損なう事無く向上させ、またブランドとして恥じないようにイメージを底上げし、攻撃的な宣伝をしながらも確かな製品の品質というギャップは、消費者にとってただの見掛け倒しとは取られなくなる。実に巧妙な戦略を考えていたと見れる、20年と言う時間もそれこそ世界的な企業にのし上がるために必要な時間として、既に見定められていたと取るべきかもしれない。

足場を固めつつも積極的に市場を促し、ライバル企業への牽制も忘れず、そして生産に対しても強いこだわりと自信によって為しえたのも、単純に企業としてやらなければならないことをキチンとこなしていたからといえる。

心に残るCM

ブランディングの役割

ブランディングをすることで企業がどんなことをしているのか、またイメージという点でいかによきものをとしているのか、そんな点で様々な広告が日々考え出されている。ペプシの確実な戦略と、その後に登場したイメージキャラクターである『ペプシマン』もまた、企業カラーと印象的な立ち振る舞いで強烈な存在感を出している。

テレビCMを利用したブランディングともなればやり方は様々だ、中には商品を宣伝するという意味でカッコいい仕上がりにして欲しいという要望もあるそうだ。しかしその宣伝が必ずしも成功するとは限らず、また失敗することもあるため保証もできない。ただ派手であればいいというだけではなく、その商品の良さと企業としての魅力、それらすべてが見事に重なり合うことによって広告として初めて成功するといえる。そうした事例をなしえたという点でペプシが樹立した事実は奇跡の産物といっても過言では無い。

CMという広告媒体としての潜在能力